2016年9月26日月曜日

岩泉ボランティア

 いつもお世話になっております、接骨院りゅう受付の北條です。
秋の連休、皆様いかがお過ごしでしたか。弊院は日曜・祝日も営業しております。お休みは火曜・土曜といただいております。

 さて、先日、台風10号の影響を受けた岩泉へボランティアに行って参りました。安家洞(あっかどう)のある安家地区にて活動してきました。川沿いに建つ安家産直施設がボランティアセンターの拠点となっていましたが、その産直も被災。今年5月に建てられたばかりとのことでした。川岸に民家が並び、たいていのお宅が1階部分に浸水した跡が残っていました。

 私が担当した作業は家屋の泥だしです。川とほぼ平行に家があり、家の高さ半分くらいまで土砂が堆積。家全体が押し流されたようで土台からずれていました。老若男女20人以上で行いましたが、かなりの体力を消耗。被災者のことを思うとこれぐらいの疲労で弱音を吐いてはいられません。

 昼休憩となり、道路沿いの広い草地にいました。ご近所でもボランティアが活動していて、周りにもたくさんの人が休んでました。すると、一軒のお宅から豚汁の振る舞いをいただきました。相当な人数がいましたが一人ずつプラのお椀に具材たっぷり入っていて、大変恐縮しましたが頂戴しました。安家地区に一軒のみのスーパーも被災し営業していないと聞いていました。食材の調達が困難な状況で、しかも家の片づけや将来のことなどご心労の中、他人にまで優しくできる心の広い方がいらっしゃるのですね。心にしみる味わい深い豚汁でした。

 午後は別のお宅での作業指示がでて、畳やタンスなどの家財道具の搬出、泥だし作業を行いました。被災者の方にとっては大切な財産だったものです。ただのゴミとして、粗末に扱わないよう気を付けました。他のボランティアの方々とも協力し合い、ケガもなく活動を終えることができました。
 
 約1カ月が過ぎたとはいえ、まだ行方不明の方もおられ、助けを必要とされている方々がいらっしゃいます。ボランティアの中には東京や栃木から来られた方もいました。全国から応援いただいていることに感謝し、今後も自分にできる範囲内で支援できればと思っています。
 被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。